Message代表あいさつ

日本クアオルト研究所 代表取締役社長 大城 孝幸

4年前、心臓手術を2回して人生が有限で、不完全であることを知りました。

そんな時、山形県上山市で「クアオルト健康ウオーキング」をベースに日本型クアオルトを研究する小関信行氏に友人を介して偶然出会いました。

クアオルトとは、ドイツ語で「療養地・健康保養地」の意味です。

ドイツのクアオルトには、心臓のリハビリ、高血圧、骨粗鬆症の治療・予防に用いられ、公的な医療保険の適応も受けられる医科学的に担保された気候性地形療法という自然を活用した運動療法のウオーキングがあります。

この療法を基本とするコースや専門ガイドによる健康づくりプログラム「クアオルト健康ウオーキング」が山形県上山市にあり、これに出会った私は、人生を大きく変えることになりました。

心臓手術をする以前、まったく運動習慣がない私が、この健康づくりを続けてこれたのは
「がんばらなくてもいい、しかも心身にはよい効果」という、
「1人1人の体力に合わせた無理のない手法とその品質」
にありました

それを裏付けるように、体力医学の分野では日本最大の学術団体「日本体力医学会」において「気候性地形療法を基本にした『クアオルト健康ウオーキング』の過去・現在・未来」をテーマで昨年シンポジウムが開催されました。
「上山市クアオルト健康ウオーキングの心理的効果に関する研究」、「皮膚温の2℃低下に着目した生理・生化学的な検討」など、興味深い研究成果が報告されました。

時代は「認知症対策」、「健康経営」の流れです。

「健康」は個人だけの問題ではなくなりました。
しかも挑戦を続けている限り、ストレスは存在します。
ストレスのない社会は残念ながらありません。
ただ、ストレスと上手に向き合う方法はあるはずです。
ストレスマネジメントもふくめ、メンタルヘルスを追求したい。
そんなわたしにとって「クアオルト健康ウオーキング」の普及・啓蒙はまさに天職でした。

研究部門に、日本型クアオルト学の第一人者・小関信行氏をアドバイザーに迎え、経営面では、経営顧問をお願いしていた伊藤直人氏を会長に、クリエーティブ面では萩原 高氏を顧問に様々な専門家にご参画いただきました。

「クアオルト健康ウオーキング」や「温泉活用」を礎とした「日本型クアオルト」の研究・普及・啓蒙することを目的に、自治体や健康経営を目指す企業の皆様を誠心誠意支援して参ります。

少しでも「健康寿命の延伸」に寄与し、社会の「健康づくり」を提案することで人生を楽しむ積極的な生き方をお手伝いしたいと思います。

(株)日本クアオルト研究所
代表取締役社長 大城 孝幸